他の汎用型

ここでは、他の汎用型セイコーからくり時計についてご紹介させていただきます。

観覧車 SKK-053

設定した時刻になると文字盤が左右に開き、観覧車が登場します。オリジナルメロディーに乗せておとぎの国の主役達「男の子 小鳥 ライオン うさぎ くま」が次々に姿を現します。(セイコー公式カタログより)

家庭用セイコーからくり時計「セイコーパペット(RE504B)」を大型化し、本物の観覧車のようなギミックを取り入れたもの。時計の中にある人形が頂上で別の人形へ入れ替わるからくり時計。

汎用型の中では最も安価(とはいえ当時の価格で約580万円)だったこともあり、最も全国各地に設置された汎用型ではないかと言われているからくり時計「観覧車」。ロングセラー商品ということもあってか、初期に設置されたものと末期のものではレリーフの形が異なるなどといった仕様違いも多々ある。

それでも近年は徐々に個体数を減らしており、撤去されるケースや故障して長らく放置されるケースも相次いでいる。一方で、老朽化にも負けず熱心にメンテナンスされている個体もあり、各事業者のからくり時計に対する本気度が分かりやすいからくり時計とも言えるのかもしれない。

シーソー SKS-052

開いた時計から、シーソーで遊ぶ像と男の子が登場。くるりと回ると鉄棒に早変わりする意外性が、見る人を愉快な想像の世界へと駆り立てます。(セイコー公式カタログより)

先ほどのからくり時計「観覧車」の中に出てくる仕掛けを一部改変したもの。価格は先述の「観覧車」より安価だったとされているものの、販売期間が短かったのか設置例が少なく、汎用型の中でもレアなからくり時計である。

現在確認されている設置場所は「円頓寺商店街」と「香焼保育所」の二箇所のみで、前者は既に撤去済み、後者は台風により故障したとの情報があり、現在確認されているもの中では稼働している個体はないとされている。

映像の資料や流れていた音源についての資料がなく、どのようなからくりだったのか、どんな音楽が流れていたのか(※1)不明である。情報提供募集中

※1 からくりの始まりと終わりのチャイムは先述したセイコーからくり時計「観覧車」と同一との証言がある。

リングリングベル SKR-130

メロディーの始まりは、いつも12時。時計の針が重なって左右にスイングすると演奏開始です。
(セイコー公式カタログより)

左右の文字盤が回転し、中にある2つの人形がメロディーを奏でるというもの。当時最先端だったCDを用いて季節により音楽を変えられるというのもこのからくり時計の特徴。

近年まで完動品が存在しなかったものの、土居商店街にある個体が地域の有志たちによる修理により完全復活し、群馬県伊勢崎市にある個体の音楽鳴動が故障して以降は完動する唯一の個体となっている。

この他、数年前よりいくつか設置場所は確認されているものの、当時から価格が高価だったため貴重なことには変わりがない上、既に撤去されている個体も存在しているのでますますレアなからくり時計となりつつある。

曲目

基本曲「オリジナル曲(まちがいからくり)」
春「四季 ~春~」
夏「ヴァケーション」
秋「星に願いを」※2
冬「ジングルベル」

※2 群馬県伊勢崎市の個体はCDによる曲目交換が行われていないため、秋の「星に願いを」で曲目が固定されていたが、2022年に鳴動装置が故障したため現在からくり時計から曲は流れていない。

ダンシングサーカス SKD-200

酒々井駅と札幌市内の病院の個体のみ稼働中。うち酒々井駅の個体は人形が出てこないため、完動品は札幌市内の病院のみとなっており、今後全国からからくりとして動く時計の消滅が考えられるからくり時計の一つ。

子供楽隊

以上のセイコー汎用型の先駆け・プロトタイプと言われている。アピアとテーオー小笠原のみ稼働中。
※カタログは存在しません。

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